ポリシー設定

はじめに

ポリシー設定は、展開された大量配布ストリーマーの設定をリモートで構成するための機能です。Splashtop Gateway Webコンソールからアクセスできます。 ストリーマーをポリシーに割り当てることで、ストリーマーの再展開やローカルのエンドポイントで設定を手動変更することなく、既存のストリーマー設定の構成や上書きが可能です。

Gatewayバージョン要件: v3.24.0以降

プラットフォーム

現時点では、 Windows および Mac ストリーマー(v3.5.2.5 以降)のみをスポリシー設定に追加できます。

 

利用方法

ポリシーの作成

概要

新しいポリシーを作成するには、Splashtop Gateway Webコンソールにログインし、「 管理」にカーソルを合わせて、ドロップダウンメニューの「設定ポリシー 」をクリックします。次に、「ポリシーの作成」をクリックします。

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ポリシーをまだ作成していない場合は、次の画面が表示されます。

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ポリシーが既に作成済みの場合は、代わりに次の画面が表示されます。

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名前説明の他に、「全般」、「セキュリティ」、「帯域幅管理」の 3 つの主要なカテゴリがあります。

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3 つのカテゴリは、それぞれ2つの項目に分かれています。左側の「選択されたオプション」には、ポリシーに追加した設定が含まれています。 右側の「未選択のオプション」には、ポリシーに追加するために選択できる設定が含まれています。

ポリシーにグループマネージャを割り当てることもできます。

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ポリシーへのアイテムの追加と削除

ポリシーに項目を追加するには、青いプラスボタンをクリックします。選択した項目は、左側のボックスに移動されます。

ポリシーから項目を削除する場合は、赤いマイナスボタンをクリックします。選択した項目は、選択されていないオプションの右側のボックスに移動されます。

追加した項目の値を設定する

ポリシーに項目を追加した後、その値を設定できます。ほとんどの項目には、オンまたはオフを切り替えることができるスイッチがあります。スイッチがグレー表示されている場合、値はオフに設定されます。スイッチが青色の場合、値はオンに設定されます。

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最初は、項目の値はデフォルト値に設定されます。たとえば、上記の「画面の非表示」設定のデフォルト値はオフとなっております。

設定の意味を確認する

項目の機能がわからない場合は、山括弧アイコンをクリックします。簡潔な説明が表示されます。

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帯域幅管理

帯域幅管理は、FPSとオーディオ品質を設定することで帯域幅を制御することのできる設定になります。

最大FPSオプション最大音質オプションについては、最大値(最大 FPSオプション :「超高」、最大オーディオ品質オプション:超高 - 384k」)を選択すると、これらのアイテムをポリシーにまったく追加しないのと同じ効果があります。ユーザーは任意のFPSと音質を設定することができます。

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コンピュータの追加

ポリシーを作成したら、そのポリシーにコンピューターを追加できます。

コンピュータの追加 」をクリックします。

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または、ポリシー設定のダッシュボードから「 追加 」をクリックします。

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ポリシーを適用するコンピューターまたはコンピューターグループを選択し、「保存」をクリックします。また、ストリーマーが最新バージョンに更新されていることを確認してください。

※ストリーマーv3.5.2.5以降のコンピュータのみが、ポリシー設定項目のコンピューターのリストに表示されます。

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関連付けられたポリシー設定は、「管理」⇒「すべてのコンピュータ」 ページにある新しい列 「ポリシー名」に表示されます。

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大量配布パッケージにポリシー設定の割り当てを行う

Splashtop On-Prem Gateway v3.24.0 以降、ストリーマーがデプロイされた瞬間に特定のポリシー設定に従うように設定することができます。「大量配布」ページから新しい配布パッケージを作成するときに、次のスクリーンショットに示されているドロップダウンから、作成したポリシー設定を選択します。 大量配布パッケージの作成方法については、次の記事を参照してください : リモートでアクセスするコンピューターを設定する方法

操作

セッション中

ユーザーが基本設定ポリシーに関連付けられているコンピュータにリモートアクセスすると、構成された設定、または、制限がリモートセッションに適用されます。 例えば、ポリシーでFPSを「高」に制限している場合に、ユーザーが「超高」に設定しようとすると、エラーメッセージが表示されます。

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ストリーマー

ポリシー設定内で設定できる項目の多くは、ストリーマーUI内から設定することもできます。ポリシーで構成した設定がストリーマー設定にも含まれている場合、それぞれの設定はグレーで表示され、ポリシーから切り離されるまではストリーマーUI内から設定することはできません。たとえば、環境設定ポリシーでブランクスクリーン設定が有効になっているため、このポリシーが適用されているすべてのコンピュータのストリーマー UIでこの設定がロックされます。

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ポリシーからコンピューターを削除した場合、またはポリシーから項目 (この場合は「画面の非表示」) を削除した場合は、ストリーマー UI から再度設定することができます。
ただし、削除されてもストリーマーの設定値は保持され、自動的にデフォルト値に戻ることはありませんのでご注意ください。(「画面の非表示」のデフォルト値はオフです)

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