Splashtopは、SCIM経由でIDプロバイダーからのユーザー/グループのプロビジョニングを
サポートしています。設定するには、以下の手順に従ってください。
手順1:プロビジョニングの構成 - プロビジョニングの有効化
1.作成したアプリの「一般」 項目で「編集」 をクリックし、 「SCIM」にチェックを入れ、
「保存」をクリックします。
2. 手順1の後、「プロビジョニング」 項目が表示されるので、その項目に移動して 「編集」を
クリックします。次に、以下の情報を挿入します。:
- SCIMコネクタのベースURL:GatewayからのSCIMの構成の 基準URLを指定します。
- 一意のユーザーフィールド名:userName
- サポートされているプロビジョニングアクション:オプション1から5をオンにします。
- 認証モード:「HTTP ヘッダー」を選択します。
以下は実際の画面の例です。:
3. 同じ「プロビジョニング」項目で、手順2の後、「HTTPヘッダー/認証」に移動して
トークンを挿入します。トークンを取得する方法はこちらの記事をご確認ください。:
「SCIM プロビジョニングトークンを生成する方法」
トークンを挿入した後、 「コネクタ構成をテスト」をクリックすると、サポートされているアクション
(ユーザーのインポート、プロファイルの更新のインポート、ユーザーの作成、ユーザー属性の更新、
グループのプッシュ、グループのインポート)を示すポップアップが表示されます。
次に、ポップアップウインドウを閉じて、 「保存」をクリックします。
4. 手順3の後、「編集」をクリックし、「ユーザーの作成」、 「ユーザー属性の更新」 「ユーザーの
非アクティブ化」を【有効】にします。Syncパスワードは【無効】のままにして「保存」します。
手順2:プロビジョニングの構成 - マッピングの作成
1.こちらも「プロビジョニング」 内にございます。 「プロファイルエディターに進む」をクリックします。
2. 「属性の追加」をクリックします。
次に、以下の情報を挿入します。
- データタイプ: 文字列を選択します
- 表示名: ssoName
- 変数名: ssoName
- 外部名: ssoName
- 外部の名前空間:urn:ietf:params:scim:schemas:extension:Splashtop:2.0:User
- 必須属性: はい
- ユーザー権限:読み取り/書き込み
次に「保存」をクリックします。
3. プロファイルエディターに戻り、 「マッピング」をクリックします。
4. Oktaユーザーからアプリ(作成したアプリ名)へを選択します。
5. 一番下までスクロールして、作成した ssoName 属性を見つけ、Gatewayで作成したSSOメソッド名を
挿入します。「sso メソッド名」の形式で挿入してください。
次に、 「マッピングの保存」をクリックします。
6. 「今すぐ更新を適用」をクリックします。
手順3:プロビジョニングの開始 - ユーザー/グループをアプリケーションに割り当て、グループをプッシュする
1 .ユーザーをプロビジョニングする:「割り当て」項目に移動し、 「割り当て」 をクリックして
ユーザーに割り当てか 、 グループに割り当てをクリックします。
これにより、ユーザーとグループ内のユーザーがプロビジョニングされます。
2. プロビジョニンググループ:
- 「割り当て」 項目⇒ 「割り当て」 をクリックして グループに割り当てに移動し、プロビジョニングする
グループを割り当てます。
- 「グループをプッシュ」項目に移動し、「+グループをプッシュ」ボタンをクリックして、プロビジョニングする グループ を追加します。
構成後、両方のグループがプロビジョニングされます。
メモ
- 正常にプロビジョニングされたすべてのユーザーに、メンバー権限が付与されます。
- SCIMプロビジョニングによるユーザー名の更新がサポートされています。Okta管理コンソールの
「ディレクトリ/ユーザー/プロファイル」に移動してユーザー名を変更します。 - プロビジョニングされたグループにユーザーがいる場合にのみ、プロビジョニングされたグループがGatewayに作成されます。
- セキュリティ上の理由から、SCIM プロビジョニングAPIには1分あたり1000回の呼び出しの制限があります。
-
プロビジョニングされたグループへのユーザーの追加(プッシュグループの下)は、Oktaの制限
(制限に関するOktaの公式投稿: リンク)のため、現時点ではサポートされていません。
ユーザーはプロビジョニングされたグループではなくデフォルトグループにプロビジョニングされます。
回避策は、プッシュグループにグループを追加するときに、ユーザーがグループに追加されていることを
確認することです。
「プッシュグループ」が既存のグループの場合は、Oktaの Splashtopアプリからグループを削除し
グループに割り当てるすべてのユーザーを追加してから、グループをプッシュグループに追加し直すと
制限を回避できます。