ヘッドレスで Windows コンピューターにリモート接続したとき、ディスプレイに黒い画面が表示されるなどの異常がある

問題

ヘッドレスでWindows コンピューターへのリモートセッションを行ったときに黒い画面のみが表示される、アプリウィンドウが空白で表示もしくは正しく表示されない、または Windows の「スタート」メニューが小さく表示されるなどの問題が起こる場合があります。

モニターやディスプレイの電源が切れている場合や、ノートパソコンが閉じられている場合にもこの問題がみられるため、ヘッドレスコンピュータをシミュレートします。

この問題は一般的な例ではなく、ほとんどの場合ではヘッドレスのWindows コンピュータに問題なくリモート接続できますが、上記のような問題が起こった場合には以下の回避策をお試しください。

 

回避策 - 仮想ディスプレイドライバー

Splashtop Streamer v3.3.4.0 以降を利用していることをご確認ください。

  • Streamer コンピューターから、次のファイルパスへ移動します。
    • C:\Program Files (x86)\Splashtop\Splashtop Remote\Server\Driver\LciDisplay
  • 「install_driver64.bat」(64 ビット OS の場合) または「install_driver.bat」(32 ビット OS の場合) を右クリックし、管理者として実行します。
  • レジストリキーの追加 "VirtualDisplay"=DWORD:1 (1 to turn feature on and 0 to turn off) under HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Splashtop Inc.\Splashtop Remote Server for Business\
  • コンピューターへのリモートセッションを確立します。
    • ドライバーをインストールした後、SP-DSP00 という名前の仮想ディスプレイが作成され、リモートセッションが確立されます。例えば、リモートシステムがヘッドレスの場合は、1つのディスプレイが作成され、デュアルモニタシステムの場合は、3つのディスプレイが作成されます。
    • 新しく作成されたディスプレイは、720P の解像度となります。
    • リモートシステムがヘッドレスシステムの場合、黒い画面の問題が解決されます。
    • リモートシステムがヘッドレスシステムの場合、ウィンドウの空白表示のようなディスプレイの問題が解決されます。
    • この仮想ディスプレイを無効にする場合は、ドライバをアンインストールする以外に、レジストリキー「VirtualDisplay」の値を変更してドライバのオン/オフを切り替えることができます。
      • 1 = オン、0 = オフ
        (HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Splashtop Inc.\Splashtop Remote Server for Business)

回避策 2 - ミラードライバー

まず、Splashtop Streamer の v3.0.8.2 以降を実行していることを確認してください。

  • Streamer の UI を開く
  • 「詳細設定」タブに移動し、下にスクロールして「ミラードライバーをインストール」ボタン / 「ミラー画面キャプチャ」オプションを探す。
  • ボタンをクリックしてインストールする
  • 再起動する

 

ノート:

ミラードライバーの使用時には、制限事項が 2 点あります。詳細については、リンクをクリックしてください。

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